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縦型リビング引戸隣室が家具配置で使いやすくなった理由はゾーニング

縦型リビング横の洋室がイマイチ使いづらいな

リビングと繋げて有効活用したいけど、なんだかうまくいかない

そんなお悩みはありませんか?

リビング横に稼働扉を備えた洋室(または和室)は、

・必要に応じて個室にしたり
・リビングとつなげて広く使えたり

臨機応変に使えるため、戸建やマンション問わず広く採用されている間取りの一つではないかと思います。マンションでは一般的多く採用されている田の字プランと呼ばれる間取りには必ずと言っていいほど採用されていると思います。

我が家の間取りも例に洩れず、リビング横に「引き戸で仕切ることができる洋室」のある間取りです。
(我が家の間取りはリビングから各居室へ出入りするためセンターインリビングと呼ぶそうです)

。。。ただし、この間取り、本当に使いやすいのでしょうか?

私は今まで、賃貸(いわゆる田の字プラン)と分譲(センターインリビング)に住んだこの4年の経験から、

使い勝手が悪い

と感じていました。

なぜならリビングとつなげても、個室として使っても中途半端だから。

なので、このリビング横の部屋をどう使うかが、私の3LDKマンションインテリアの中で長い間大きな課題の一つだったのです。

が、

先日、その課題がクリアされてしまいました!

それも案外あっけなく♪

私が使った方法は「ゾーニング」

空間をゆるく分けて、使いにくかった横の部屋を半個室のような空間にすることにしました。

これが想像以上に効果を発揮してくれた形になりました。

この方法は、リフォームすることなく、家具の追加で簡単にできたので、皆さんの参考になるかもしれません。

今回は、

ゾーニングでゆるく分けることで使いづらかったリビング横の部屋が快適空間になった

というお話をお伝えしていきます。

なぜ使いにくかったのか

我が家の間取り

まずこちらご覧ください。我が家の間取り図です。

リビング横に引き戸で繋がった洋室がありますが、

この部屋が使いにくいったらありゃしない!

だって、引き戸を開放してリビングにつなげても、キッチンやダイニングからは建具が邪魔で見通しが悪いんです。見通しが悪いためか、繋がっていてもまるで別の個室のよう。すでに半個室のような雰囲気です。

テレビも遠いためか、使うのはもっぱらリビングスペースでした。

では、個室での使用はというと、こちらも使い勝手が悪い

なぜなら、引き戸で仕切れても、隣のリビングの光や音が引き戸から漏れるんです。引き戸で仕切れて個室化できても、完全個室には出来ないという印象。

なのでこの部屋は

普段は開放してリビングとつなげて使用するけど、どうしても一部屋臨時で欲しい時に使える予備室

としてあると便利な部屋という印象でした。

ちなみに良くあるマンション田の字プランのリビング横の間取りもほぼ、同じ使い勝手ではないかと思います。

このような間取りの部屋に2年ほど住みましたが、やはり隣の和室はどうしてもリビングと完全一体化は出来ず、夜、子供と添い寝する寝室としてつかう以外はほとんど、使われることのない部屋となっていました。

使いにくい理由まとめ

・リビングに繋がっているのに結局つかうのはリビングスペース。
・引き戸を引いても完全個室化出来ない。

デメリットがメリットへ!ゾーニングにより快適な空間へ

そんなこんなでイマイチなスペースとして存在していたリビング横の部屋。それが変わったのは、ソファーでした。

夫の実家で使っていたコンパクトなソファー。使わなくなるとのことで、お試しでお迎えすることになったのです。

ちなみに試しに置いてみたのはこのスペース。

 

何が起きたのかというと、リビングスペースと横の部屋のスペースのゾーニングでした。

視線が分けられるゾーニング効果

ラグを変えたり、家具により空間を仕切ることで仕切った場所ごとに用途や過ごし方を変える事を、インテリアではゾーニングと呼ぶそうです。よくワンルームでは食事をとるキッチンダイニングスペースと休む寝室部分をチェストなどで仕切る時に使うテクニックだと思います。

我が家の場合、リビングとその隣室にソファーを置いたことにより、ゾーニングされ、家具配置はこのように変化しました。

リビングスペースはソファーとラグ、そしてテレビ

リビング横のスペースはビーズクッションとラグ

これにより、

リビングスペースはテレビを見る、おもちゃで遊ぶと言ったスペースとなりましたが、
その隣のスペースは視線が合わない&壁やソファーの背に囲まれた空間、かつ奥まった空間のため、適度なパーソナルスペース感が出て、家族と同じ空間にいながら、少し自分の世界に浸れる穏やかな過ごし方のできる空間になったのでした。

奥まって使いにくい

奥まって落ち着く

ゾーニングによりデメリットがメリットへと反転した瞬間でした。

いづれは子供達にも人気のスペースになるような予感がする

というのも、今は3歳と1歳の子供達は大人と一緒にいたくて、大人と一緒にいたがりますが、もう少し大きくなれば、やがて少しずつ自分の世界が出来てくると思うのです。

そのとき、少し自分の世界に入りたい、親の目から離れたところにいたい、けど同じ空間は安心するという成長の境目にいるときに、こんな同じ空間なのに少し離れた空間というのは、子供達にも心地よい空間になると思うのです。

ソファーを置くことで、多少空間の抜け感は減りましたが、

広い空間だけが過ごしやすい空間ではない。

落ち着く空間があってこそ、ということを学ぶことの出来た貴重な出来事となりました。

ちなみにこの家具配置はモデルルームでよくある家具配置の一つだと思います。

みなさんのお宅にも新築マンションや中古マンションの折り込みチラシが入ってきたり、今だとwebの広告で目にすることも多いかと思いますが、して間取りを見てみると、このようにリビング隣室とリビングをソファーで仕切っている間取りをよく見かけませんか?

今思い返してみると、この家具配置、私は良く見るように思います。
過去、私はその家具配置を見ては、ありきたりだなと思っていたのですが、縦型リビングの隣室は死角になることが多く、もともとリビングと一体化して使うには不向きな間取りなのでしょう。なので、このようにソファーでゾーニングするなどする家具配置が多いのだと思います。

裏を返せば、一体としては使いにくいけど、家族の気配を感じながら、同じ空間に居ながらも、パーソナルな時間を過ごせるゾーニングがしやすい家具配置ができる間取りとも言えると思うのです。

まとめ

イマイチ使いにくいと感じている方へ

目が行き届かなくて使いにくい部屋→同じ空間だけどプライベート空間

とすることで、使いやすくなるかもしれません。

ソファーを置いてみたり、ラグを敷いてみることでゾーニングしてみる。

をしてみることで、奥まって使いにくいLD隣室の価値が変わるかもしれませんよ。
ぜひ試してみてくださいね!

また、縦型リビングは家族と過ごしたいけれど、一人の時間も欲しい方にはぴったりの間取りだと思いますので、検討してみてはいかがでしょうか。

この記事がリビング横の空間利用の参考になれば嬉しいです。

以上、でした!